ごあいさつ

代表 田嶋祐佳子(たじま ゆかこ)

【 取得資格 】

行政書士 

登録番号:第23080769号

(東京行政書士会田無支部所属)

申請取次者

通訳案内士(中国語)

登録番号:第CH00883号

大学生の時に中国天津に1か月短期留学に行き、外国で生活するのって大変だけどおもしろいなと海外に興味をもつようになりました。

その後1年休学し、中国の大連に語学留学にいきました。中国人家庭にホームスティしながら、語学学校に通い中国語を勉強しました。中国に行って10日で盗難にあい持ち物の大半を失い、行って1か月でSARSが流行したり、中国語がなかなか上達せず、海外生活の大変さを感じながらも、日本人とは違い人懐っこいところがあったり、気持ちに忠実な人が多く日本と違う熱量を感じ海外ってやっぱり楽しいなと感じていました。

大学卒業後は旅行会社にて4年ほど勤務。中国担当だったのに、中国で色々あり行く方が減ってしまい、全然関係ないトルコやエジプト、日本各地に添乗に行きつつ、予約の電話を取ったり、説明会をしたりと忙しい日々を送りました。外国人ガイドさんの日本語をよく聞いていたからか、生粋の日本人なのに日本語が片言だといわれたり、東京出身なのに訛っていると言われがちでした。

その後シンガポールにワークホリデイVISA(ワーキングホリデイと微妙に違う制度でした)で語学学校で英語を勉強しつつ、留学生斡旋の会社でアルバイトをしました。その後日本企業で現地採用として勤務。トータルで2年滞在。英語と中国語を使う環境でシンガポール人とも合うのに、シンガポールの常夏なのに、エアコンがガンガン聞いている環境が本当に合わず、仕事をしている時間以外は寝ているのが1か月ほど続き、日本に帰国することにしました。

日本に帰国後は技能実習の監理団体で働きました。昔飛行機で中国から帰ってくるときに隣に座っていた中国人の子が技能実習生で、飛行機の中でおしゃべりをして仲良くなり、その後技能実習の期間に文通をしたり、シンガポールにいた時に中国語を教えてもらっていた中国人の子が元技能実習生で日本語がとても上手で、技能実習の制度は私の中で結構身近な存在でした。ニュースではネガティブなイメージでしたが、私の中では大変だったけどよくしてもらって、日本語ができるようになって世界が広がったよい思い出という声を聞いていました。

最初に働いた監理団体ではフィリピン人と中国人の技能実習生を主に担当し、面接にフィリピンに行ったり、働いているところに巡回にいったり、書類を作ったりと全ての過程を担当しました。時には日本語の先生として中国人の実習生に日本語を教えたりもしました。その後はベトナム人を中心として監理している監理団体で働き、特定技能制度の始まりとともに登録支援機関になり、特定技能制度にも関わってきました。

私自身海外で生活し、働く中で楽しい事も多かったですが、日本に帰りたくなったり、その国のことが嫌になったりした経験もたくさんある事から技能実習生や特定技能外国人をはじめとする日本で働く外国人の気持ちに寄り添っていきたいと常々考えています。その気持ちで技能実習や特定技能外国人の方とも接してきたので、彼らの日本での生活が少しでも楽しいもので、日本に来てよかったなという気持ちで生活していってほしいと考えています。技能実習の制度にはニュースなどで言われているような闇の部分もありますし、実際私が働いていた中でも問題となることはありました。しかし、ただ外国人に寄り添えば解決するような簡単なものではなく、きちんと法律や制度に則って、客観的な視点でいる人の重要性を感じています。企業でも外国人本人でない私はどちらかだけの視点にならないよう中立でいることを大切にしています。

技能実習・特定技能は制度がよく変わり、日本にくる外国人も国ごとの傾向があり、長く携わってきても理解が難しいと感じています。さらに最近では特定技能2号の方も増えてきており、今後はさらに期間限定で日本で働く外国人という単純な考えではなく、日本でより長く働いてもらうよう企業も外国人も自立をしていかなくてはいけないのかなと思っています。

今後は技能実習できた方も特定技能1号、さらには2号となり、技術・人文・国際の方のようにゆくゆくは永住を目指して、日本での基盤を固めていきたとかんがえる方も増えていくと思います。その中でただ入管へ提出する書類を作成する行政書士ではなく、私自身の海外経験や子育ての経験(小学生と保育園児の2人の子供がいます)を活かして、外国人の方が安心して日本で生活できる身近な相談相手でありたいと思っています。